実績
群馬大学大学院医学系研究科医科学専攻は、「科学 (Science)、倫理(Ethics)、技能 (Skill)の探求とそれらの統合による医学研究・ 教育の推進と医学・医療をリードする人 材育成」の理念・目標を実践するために、従来の講座内に閉じこもったいわゆる「徒弟 制」の大学院から課程制大学院を指向し、さらに基礎・臨床融合型の大講座制へと再編・ 改組し、広い視野で医学・医療を俯瞰かつ実践し社会のニーズに対応できる人材育成を目 指してきました。
このような改革による人材育成を確実にするために、「大学院教育研究センター」 を設置 し、専任教員を配置して課程制大学院の実質化を開始しました。平成17〜18 年度には、「魅力ある大学院教育」イニシアティブにより、「大学院医学教育の双方向型展開と実 践」プログラムを実施し、大学院教育研究センターに専任の講師を配置して大学院教育の 基盤部分についての整備を行いました。さらに、「先進的医学系大学教育の拡充・展開と 実践」プログラムを実施し、多様かつ組織化された大学院コースを提供し、高度な医科学 とそれに裏付けられた技能を修得した人材育成を図りました。 それらのプログラム実施期間修了後も、継続して「研究活動活性化プログラム」「社会 貢献促進セミナー」といった取組みを行っています。
<研究活動活性化プログラム>
大学院生から研究プロジェクトを応募して審査した上で研究費を補助し，ワークショッ プを開催して、プロジェクト採択された大学院生が研究成果を発表することにより、自立 した研究者の育成を目指しています。
<社会貢献活動推進プログラム>
大学院生の自主的な社会貢献活動から社会のニーズを汲み取る能力を向上させるととも に、先進医療の実践と知的財産の産業化への応用能力をもつ研究者の育成を目指していま す。
<大学院生によるワークショップ>
研究活性化プログラムに採択された大学院生が中心となって、ワークショップの運営を 行い、研究成果を発表することにより、自立した研究者の育成を目指しています。
